競馬予想のファクター「芝」

2011/12/31

日本では芝で行われるレースが競馬の中心を占めている。 競馬場において、芝と言えば普通は「野芝」を指す。その反対は「洋芝」だ。 主な競馬場には、普段野芝が敷かれている。しかし野芝は季節によって生育にムラがあり、レースで傷んだコース全体を覆うまで回復に至らない場合や、冬枯れでその緑色が失われる場合もある。 そんな野芝の弱点を補うのが、洋芝である。 傷んだ野芝の上から洋芝の種子をまき、洋芝を補完的に生育させることで混合芝コースとする、いわゆる「オーバーシード」という手法で、競馬の芝コース通年開催を支えている。 また函館・札幌の両競馬場は、コース自体が当地の気候に適した洋芝コースとなっている。 競馬予想において、芝コースの適性が最も問われるのは、とくにこの2競馬場である。 速いタイムは出ないが、適度にクッションが効き、馬にとってはスピード一辺倒では最後まで押し切れないパワーも必要とされる。 その適性は、走らせてみなければ分からないことが多いが、一度合うと分かれば、毎年この北海道開催だけに照準を合わせる「ご当地馬」もいる。 野芝の重馬場とも違う独特の感触は、騎手の間でも「馬の負担が軽くて良い」と評判が良く、中には「どこの競馬場も洋芝にしたら」という声まであるほどだ。